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2009年11月26日 物件契約の日(前篇) by UMI

内見の日からほぼ1ヵ月後。
いよいよ、正式に物件の賃貸契約を結ぶ日を迎えました。
この間、PIT STOCKさんを訪問しての打合せを2回行いました。

物件契約に関しては、諸費用や入居日など一通りの説明を受け、
特に問題なし。
ただひとつ、2階の住居兼事務所スペースには洗濯機置き場がなく、
屋上に2階3階共通の洗濯機を設置するというプランが引っ掛かりました。
二人暮らしなので洗濯物はさほど多くないのですが、
カフェをやる以上、洗濯の機会&量はそれなりに増えるはず。
いろいろシミュレーションしてみたものの、
やはり部屋にほしいとの結論に至り、PIT STOCKさんにお願いしました。
追加の水道工事代がけっこうかかりましたが、結果的には正解でした。

もうひとつ、これは問題ではなく助かったことですが、
一般的に店舗物件を契約するときにかかる保証金がないことは
自己資金が潤沢とは言えない私たちにはとても魅力的でした。
この物件を含めたこのあたり一帯の街の再活性化を図るために
できる限り開業しやすい条件を提示した、とPIT STOCKのIさん。
築深(!)というのはありますが、家賃も含め相場よりもだいぶ好条件です。
まあお店が流行らなければ何にもならないわけですが。

で、打合せの議題は店舗設計&施工の話へ。
こちらも契約が必要ですが、
まずは第1回の打合せでレイアウトを含めたこちらの希望を話し、
2回目に設計施工管理担当のNさんにざっくりとしたプランを提示してもらうことに。
設計と設備に関しては、スペースが狭いこともあってプランが限られ
最初の提案とほぼ変わらない形で決定しました。

ただ、やっぱり費用が、ねぇ。
こちらの目算が甘いと言えばそこまでですが、
できればこのぐらいで収めたいというラインを簡単にオーバー。
自己資金が少なすぎるとは言いませんが
たっぷりあると言うには程遠い金額です。
公的、私的な融資を受けるという手もありましたが、
(実際、カフェ開業ハウツー本を読むとそれが主流)
せっかく物件取得費のコストが抑えられるので
もろもろ含めて融資ゼロ円で開業したいと考えていました。

しかし現実はやはり厳しい。
とりあえず、開業後の運転資金や万一の撤退費用が
だいぶ心もとなくなるものの、何とかぎりぎり行けるかなと、
内心ハラハラ、でも表情は笑顔で「わかりました」と返答。
PIT STOCKのお二人も、
プランを提示して「やっぱり無理」と言われるかもと心配していたとのこと。
もちろんざっくりとした概算見積なので、
すぐに設計・工事契約を結ぶわけではなく、
今後の打合せで内容を詰めた上で契約に至るのですが、
兎にも角にも、本契約締結の方向で進むことは決まりました。
頑張らねば。

あらためて話を物件契約のことに戻すと、唯一ながら高いハードルが残っていました。

連帯保証人です。
知らなかったわけじゃありませんが、
1回目の打合せで説明され、あ、そうだったと思い出した次第です。

悪いクセで、また記事が長くなってしまいました。
ので、以降のお話は「後篇」にて。

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