Cafe Respiroへようこそ

東京・神田紺屋町の小さなカフェ。開業前から現在までの情報を日々発信中。

PREV | PAGE-SELECT |

≫ EDIT

2009年11月26日 物件契約の日(後篇) by UMI

夫婦会議の結果、
連帯保証人はUMIの実家の母に頼むことを決めました。
母は現在も中華系食堂を経営中。その道30年です。
開業の大先輩に引き受けてもらいたいというのが理由でした。

連帯保証人と言っても莫大な借金肩代わりのリスクはないわけで、
(家賃滞納による強制退去時の清算肩代わりの可能性はあるものの、
 そもそも何ヵ月もためられるわけではない)
その承諾自体はむずかしくないとは思うのですが、
その前に、そもそもカフェを二人でオープンすることを
真っ向から反対されたらどうしようもないわけです。

万一、そうなったらSHIBAの実家の父に…となるわけですが
飲食店を経営しているUMI母が反対しているのに、
SHIBA家が賛成するとは思えないし。
血縁関係以外のアテがないわけではありませんが、
やるからには、両家の親族にも温かく見守ってほしいというのが本音です。

飲食店勤めの経験ゼロ同士の夫婦が
貯金をはたいてなんか甘っちょろいコトをやろうとしている、
このままじゃ失敗の可能性が高そうだから何とか思いとどまらせよう…
なんて思われたらどうしようかと夫婦で不安を感じました。
もちろん精一杯説明して理解を得るつもりでしたし、
よしんば許されなくても開業する覚悟でした。

まあとにかく連絡しなきゃ始まらない。
PIT STOCKさんとの1回目の打合せの5日後の夜、UMIが実家母へ電話しました。
別室にいるSHIBAドキドキドキドキドキドキ。
待つこと1時間。なんでこんなに時間かかるのっ?
まさか全面否定のロング説教!? いやぁ~…とは後で聞いたSHIBAの心情。

真相は、説明&承諾に冒頭10分、
残りの50分はUMI父母の経営に関する苦労話でした。
開業から家の建て替えでの施工会社さんとのバトル、
さらには店舗大改装の細かな費用まで
そりゃあたっぷり拝聴させていただきました。

肝心のカフェ開業については、
借金をしないで始めること、
家賃などの物件条件がよさそうなこと、
UMIがライターとの兼業(収入面)であること、
の3点が評価された模様です。
あまり手助けはしないが、セーフティネットにはなるから
とのお言葉。ありがたやの一言です。頑張らねば。

この翌日、今度はSHIBA父にSHIBAが携帯メールで
「仕事のことで報告したいことがあるからどこか外で食事を」と打診。
すると父から「意味不明」の返答。
そりゃそうです。この問いかけだと、
内容が「離婚」「自己破産」「病気」の可能性もあります。
ほか、「別居」「就職」「遠方への移住」なんてのも考えられますね。

慌てて、SHIBA家の皆様にご迷惑はかけない(…心配は多少かけるけど)ことだからと
伝えましたが、それでも当日までは落ち着かなかったようです。
で当日、きちんと説明して賛成を得ました。
「店をたたむときに誰にも迷惑をかけないなら」という条件付きで。
その後はSHIBA父も昔、コーヒーショップを経営する夢を持っていたという話を聞き、
娘SHIBAはびっくり&感動。その思いを胸のどこかに置いて頑張らねば。

そんなこんなで両家への報告&連帯保証人の件をクリア。
11月26日、物件契約の運びとなりました。
PITSTOCKさんに住まう愛猫が契約書の上にてキャットウォークをするなか、
一文ずつ読み合わせをして無事に契約終了。

その日の日記を見ると、契約をして帰宅してから
二人でジョギングに出かけ、SHIBAの太腿裏が痙攣しそうに
なったり(←普段は起こらない症状!)その後博多ラーメンを食べに行ったり、
激安スーパーで買い物したりしてます。
カフェ開業への本格的な1歩を踏み出した記念すべき日に、忙しすぎますね。

| 開業への道 | 19:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

2009年11月26日 物件契約の日(前篇) by UMI

内見の日からほぼ1ヵ月後。
いよいよ、正式に物件の賃貸契約を結ぶ日を迎えました。
この間、PIT STOCKさんを訪問しての打合せを2回行いました。

物件契約に関しては、諸費用や入居日など一通りの説明を受け、
特に問題なし。
ただひとつ、2階の住居兼事務所スペースには洗濯機置き場がなく、
屋上に2階3階共通の洗濯機を設置するというプランが引っ掛かりました。
二人暮らしなので洗濯物はさほど多くないのですが、
カフェをやる以上、洗濯の機会&量はそれなりに増えるはず。
いろいろシミュレーションしてみたものの、
やはり部屋にほしいとの結論に至り、PIT STOCKさんにお願いしました。
追加の水道工事代がけっこうかかりましたが、結果的には正解でした。

もうひとつ、これは問題ではなく助かったことですが、
一般的に店舗物件を契約するときにかかる保証金がないことは
自己資金が潤沢とは言えない私たちにはとても魅力的でした。
この物件を含めたこのあたり一帯の街の再活性化を図るために
できる限り開業しやすい条件を提示した、とPIT STOCKのIさん。
築深(!)というのはありますが、家賃も含め相場よりもだいぶ好条件です。
まあお店が流行らなければ何にもならないわけですが。

で、打合せの議題は店舗設計&施工の話へ。
こちらも契約が必要ですが、
まずは第1回の打合せでレイアウトを含めたこちらの希望を話し、
2回目に設計施工管理担当のNさんにざっくりとしたプランを提示してもらうことに。
設計と設備に関しては、スペースが狭いこともあってプランが限られ
最初の提案とほぼ変わらない形で決定しました。

ただ、やっぱり費用が、ねぇ。
こちらの目算が甘いと言えばそこまでですが、
できればこのぐらいで収めたいというラインを簡単にオーバー。
自己資金が少なすぎるとは言いませんが
たっぷりあると言うには程遠い金額です。
公的、私的な融資を受けるという手もありましたが、
(実際、カフェ開業ハウツー本を読むとそれが主流)
せっかく物件取得費のコストが抑えられるので
もろもろ含めて融資ゼロ円で開業したいと考えていました。

しかし現実はやはり厳しい。
とりあえず、開業後の運転資金や万一の撤退費用が
だいぶ心もとなくなるものの、何とかぎりぎり行けるかなと、
内心ハラハラ、でも表情は笑顔で「わかりました」と返答。
PIT STOCKのお二人も、
プランを提示して「やっぱり無理」と言われるかもと心配していたとのこと。
もちろんざっくりとした概算見積なので、
すぐに設計・工事契約を結ぶわけではなく、
今後の打合せで内容を詰めた上で契約に至るのですが、
兎にも角にも、本契約締結の方向で進むことは決まりました。
頑張らねば。

あらためて話を物件契約のことに戻すと、唯一ながら高いハードルが残っていました。

連帯保証人です。
知らなかったわけじゃありませんが、
1回目の打合せで説明され、あ、そうだったと思い出した次第です。

悪いクセで、また記事が長くなってしまいました。
ので、以降のお話は「後篇」にて。

| 開業への道 | 18:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

2009年10月29日 内見の日 by UMI

10月29日の午後。
UMIはフリーライター、SHIBAも割と仕事日が選べる職種で
あまり間を空けずに内見日を設定できたのはラッキーでした。
この日までに内見申込が4件あって、内見するのは2番目だったとか。
賃料と立地の好条件からすると、決断は速いほうがいいはず。
いや、何かもう契約する気になっているような…冷静に冷静に。
blog内見時外観
JR神田駅から本当に徒歩5分で到着。
飲食店が立ち並ぶエリアからちょいと外れて割と静かなロケーション。
外観の第一印象は…古っ!
何でも昭和36年築だそうで。1階は会社の倉庫として使用されていたものの、
ここ数年間は不使用の状態でした。

PIT STOCKのIさん、Nさんと物件前でお会いし、いざ中へ。
blog内見時店舗
倉庫、というか車庫みたいな感じです。中型車がちょうどすっぽりみたいな。
そして古い。やはり狭い。当たり前ですけど。でも天井は高いな、と。
ただ、これから上階を含めて1棟丸ごとリノベーションされるので
見た目の印象はだいぶ変わるはず、との説明でした。
まあ、建て直しや全面改装というわけではなく、
使えるところはなるべく軽微な手の入れ方でとどめ、
古さと多少の不便さをあえて愉しんでもらうことを目指すのがPIT STOCKさんの
リノベーションに対する考え方、と理解しました。
もちろん新築や築浅、全面改装の建物も魅力ですが、
そこにはそれ相応のコストがかかり、賃料に反映されるのが常。
お二人の自然で率直な話しぶりには、
勝手ながらもかなりの好感をいだきました。
blog内見時店舗2
図面を見たときから気に入っていたのが、2面開放だという点でした。
正確には、側面のドア&窓の外は建物の通路で採光はあまり期待できないのですが
実際に見てみると、それでもやっぱり開放感がある。ように思える。
この窓に面してカウンター席を設けて、窓の外に植栽をはわせて…。
なんて話をしていたら、Nさんが簡単な店舗設計図を作ってメールで送りますとのこと。
好感度さらにアーーップ。そんなこと言われたら気持ちもっと傾いてしまいますやん。

内見は店舗利用を想定していた1階だけのつもりでしたが、
2階のSOHO用物件も見させてもらうことに。
blog内見時2階
1階のスペース+通路分で広さは約8坪(26㎡)。
下を見た後なので、すごく広く感じましたが、
今住んでいるのはその3倍近く。夫婦二人暮らしには広すぎるくらいですが
8年間住み続けて、モノがどんどん増えまくり、何だかちょっと手狭ね、なんて始末。
大幅に処分するとしても、1/3ってぇのはいくらなんでも狭すぎるのでは。
でもロフトを作るのでそこで寝ることもできたりします、と説明を受けて、
あぁ、それならここにテーブルを置いて、壁際にシェルフ並べて…
いやぁ、もう住む気満々になってる。いかんって。

というわけで30分ほどの内見は無事終了。
「基本先着順の交渉になります」と笑顔で言い渡されて
物件を後にしました。

終わってみれば、物件情報を見つけた当初から盛り上がっていた
SHIBAよりも盛り上がっているUMI。
「いややばいね~これは」といつもは割と冷静なのに興奮しちゃっている。

そして夜、夫婦会議。
Nさんから約束どおり店舗の設計図面が届き、
話し合いはさらにヒートアップ。
考えつく限りの長所、難点、プランをしゃべりつくしました。

そして。
PIT STOCK Iさんへメールを送信。

カフェ開業に向けた道が、
これまでになく、はっきりと鮮やかに目の前に現れました。

さあ、カフェはじめますよ。

| 開業への道 | 22:17 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

2009年10月26日 by UMI

今から5年ほど前、山梨の友人宅からの帰路の車中。
夫婦で将来のことをマジメに話し合い、
「30歳代のうちに、二人だけで切り盛りするカフェを始めよう」と決めました。
そこからゆっくりじっくりコトコトと計画を進行。
そして2009年10月26日。SHIBAがネットで見つけた物件との出会いが
計画を一気に加速させることとなりました。

東京都千代田区神田紺屋町。
JR神田駅から徒歩5分、秋葉原や岩本町、新日本橋の各駅も近し。
広さは6坪弱(約19.7㎡)でビルの1階。しかも2階は住居使用が可能。
正直言って想定よりも狭かったのですが、
その分月々の賃料が抑えられる(坪単価も相場より低い!)というメリットが。
昭和30年代の超古い3階建てビルを1棟丸ごとリノベーションするとのことでした。


本当は2010年夏頃の開業を予定していたので、
本格的な物件探しは年明けからと考えていました。
この日のネット検索もとりあえず状況を伺うだけのつもりでした。
が、見れば見るほどよさそうな物件に思えてきます。

夫婦で熟慮した結果、とにかく内見をしてみようということに。
メールでやりとりし、3日後の29日午後にアポイントをとりました。
その後全面的にお世話になるPIT STOCKさんです。
そこからは期待と不安と警戒心と皮算用がチャンプルーな日々。
見取り図と画像を見て、店舗設計を二人で議論したり。
貯金の総額を算出したり費用を見積もったり。
親族や友人への報告はどうするとか考えたり。
何より、未経験の二人がホントにできるのか?と。
ぐるぐるぐるぐる考え続けて、結局、
内見して詳しい説明を受けないと分からないよね、と。

でも、今考えれば、物件を見つけたSHIBAエライ!!の一言です。

| 開業への道 | 23:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT |